名刺用紙販売所:ホーム >現在のページ
名刺用紙の厚さ・厚み
どうして名刺用紙の厚みが重さkgで表すのか?
■ 1:プリンターで印刷できる紙の厚さは?‥プリンターの説明書にはどう書いてあるか?
■ご自分でプリンターで名刺を作ろうという方にとって、ご自分のキャノン(Canon)やエプソン(Epson)のなどのプリンターで、どのくらいの紙の厚さなら印刷できるか調べようと仕様書を見ると、こんな風に書いてあります。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・
■普通紙/0.08〜0.11mm、当社純正プリンター用紙/最大0.30mm、
■手差し:最大0.6mm
・・・・・・・・・・・・・・・・・
とか
・・・・・・・・・・・・・・・・・
■普通紙:64〜105g/m2
■特殊な用紙:最大300g/m2 / 0.1〜0.3 mm
■手差しトレイ
■特殊な用紙:最大350g/m2 / 0.1〜0.6 mm
・・・・・・・・・・・・・・・・・
と、書いてあります。厚さを2種類の書き方で記載しています。「g/m2」と「mm」です。「mm」は、わかりますが、1mm以下の厚さはどうしたら測ること出来るのでしょうか?。「g/m2」は、あまり一般的ではなく、よくわかりませんね。
■2:紙の実際の厚みを測ってみよう。単位は「mm」と「μ(ミクロン)」??
■紙は一般に薄いので、一枚の厚みを測るのは、とても難しいのですが、大体の厚みは簡単に測れます。例えばA4サイズの用紙100枚や名刺サイズ用紙は名刺箱に100枚入っています。(厳密にいうと、名刺箱には多くの場合、102枚入っていて、2枚はテスト印刷用です。)その100枚の厚みを測って仮に25mmであれば、1枚の厚みは0.25mmとなります。0.25mm/枚と書いてあったりします。
■μ(ミクロン)で、表す場合もあります。μ(ミクロン)は、1mmの1000分の1なので、例えば、0.25mmは、250μ(ミクロン)です。これでとりあえず「mm」と「μ(ミクロン)」の関係は、おわかりいただけたと思います。
■紙の厚さをより正確に知る方法もあります。商品名は様々ですが、amazonのサイトなどで「紙厚測定器」と検索すればすぐご覧になれます。できれば、0.001mm単位で測定できると機器が便利です。実際に測ってみると、同じ紙でも、微妙に数値が違って・・・測定誤差もあると思いますし、用紙ごとの厚みのばらつきもあると思います。・・・・が、かなり正確に紙の厚みを測ることができます。
■ 3:名刺用紙の厚さがわかったところで、次は「薄口」や「厚口」などのご説明
■名刺用紙の厚さは、一般に薄口、中厚(中厚口)、厚口、特厚口、並口などと呼ばれています。当店では、以下のように名刺の用紙の厚みを分類しています。この分類は、あくまで当店の基準&原則です。絶対的なものではありません。 実際に手にとって触れて実感し、比較していただけると良く分かります。
■薄口:厚み 〜約0.19mm
■中厚(中厚口):厚み 約0.20mm〜0.24mm
■厚口:厚み 約0.25mm〜0.29mm
■特厚(特厚口・並口):厚み 約0.30mm〜0.39mm
■超厚口(超特厚):厚み 約0.40mm〜
■ご注意:名刺用紙メーカーの商品名によっては、薄口でも結構厚かったり、特厚でもそんなに厚くない用紙もあります。商品名を実際の厚みに、感覚的なずれがある場合があり注意が必要です。
■ 4:紙の厚み「g/m2」とは??
■プリンターの仕様書(説明書)などには、印刷できる紙の厚さの説明で、「64〜105g/m2」「最大300g/m2」とか書いてあります。「64g/m2」は、「1平方メートルの大きさの用紙1枚の重さが64g」という意味です。紙の厚さを、「1平方メートルの大きさの用紙1枚の重さ」で表現しているのです。「m2(平方メートル)」のことを「坪量(つぼりょう)」とも言いますが、同じ意味です。「64kg/m2」と「64kg/坪量」は同じ厚さです。
■5:一方で、紙の販売サイトでは、多くの場合「180kg/四六判」とか書いてある?
■印刷関連の紙の取引では多くの場合、紙の商社(問屋)さんから印刷会社さんに、A4とかB5サイズではなく、大きな紙(全判)で届けられます。その全判も何種類かあって、代表的な紙のサイズが、「四六(しろく)判」「菊判」「A判」です。そのほか「B判」「ハトロン判」、板紙の「L判」「K判」などいろいろ。代表的な紙の大きさは以下の通りです。
■ 四六判:788×1091mm
■ 菊判:636×939mm
■ A判:626×880mm
■つまり「180kg/四六判」は、「四六判:788×1091mm」の大きさの用紙1000枚で、「180kg」の重さ(=厚さ)の用紙だよ!・・・という意味です。全判1000枚を「1連(れん)と呼びます。「斤量(きんりょう)」とも言います。連と斤量は同じ意味です。
■6:一般の方には「kg/四六判」より「g/m2」のほうが実感としてわかりやすいのに・・・
■確かにその通りなのですが、何しろ紙は、長い間、印刷業界中心に動いてきたものですから、一般の方には理解しにくいと思います。そこで「g/m2」と「kg/四六判」などとの簡単な比較を以下に示します。
■坪■量 | 104.7 | 127.9 | 157.0 | 186.1 | 209.4 | 220.0 | 1平方メートル1枚の重さ:単位g |
■四六判 | 90.0 | 110.0 | 135.0 | 160.0 | 180.0 | 220.0 | 四六判1000枚の重さ:単位kg |
■菊■判 | 62.5 | 76.5 | 93.5 | 111.0 | 125.0 | 152.5 | 菊判1000枚の重さ:単位kg |
■A■判 | 57.5 | 70.5 | 86.5 | 102.5 | 115.0 | 141.0 | A判1000枚の重さ:単位kg |
■7:ところで名刺にはどのくらいの厚さの紙が最適なのか?
■一般的には「180kg/四六判=209.4kg/坪量」くらいが基本だと思います。言い換えると「180kg/四六判=209.4kg/坪量」を選んでおけば間違いはないと思います。薄め、普通、厚めならこのくらいの厚さが目途になると思います。
■かなり薄めの名刺用紙: 135kg/四六判=157.5kg/坪量
■ちょっと薄めな名刺用紙:160kg/四六判=186.1kg/坪量
■基本(普通)の厚さの名刺用紙: 180kg/四六判=209.4kg/坪量
■厚めの名刺用紙: 220kg/四六判=255.9kg/坪量
■でも、紙の種類が異なると例えば、同じ「180kg/四六判=209.4kg/坪量」でも厚みが違う。例えば漫画本の紙は厚いけど重くない。写真集なども用紙は、漫画本と同じ厚さなら、はるかに重い。紙質が違うと、同じ重さでも厚みが異なる。・・・ここが紙の難しいけど面白いところ!
■8:名刺の厚さのイメージは?こんな風に言われていますが・・・
■薄めの用紙は、スマート、女性的、カッコイイ、軽快・・・
■厚めの用紙は、高級、威厳がある、信頼感がある・・・
■上のイメージは基本ですが、このサイトをご覧になっている方で、名刺を名刺屋さんなどに注文したいと考えてる方は、多くの場合用紙の色は「白」か「クリーム」なので、考えることは、紙の厚さくらいでいいかもしれません。
■9:もし、ご自分で名刺作成をお考えなら・・・・・
■紙の厚みだけでなく、紙質(素材の触感?)紙の色も、グレー、パステルピンク、真っ赤、ブルー、エンボス(表面凸凹)、平滑、光沢、マット(ツヤ消し)などの用紙もあります。決して名刺用紙の表現の切り口、選択のポイントは厚みだけではありません。
■さらに、極端な場合、ブラックの超厚口の用紙もあります。ブラックの用紙は普通の印刷では見えません。でも、考えてください。ご自分で名刺を作るなら、プリンターの印刷でなくてもいいのです。手書きで蛍光のゴールドやシルバー、光沢のピンク、イラストと手書きの文字とイラスト、世界でたった一つの名刺・・・ここまでくるとでデザインカード? 注文では手にできない名刺もご自分で作るなら・・・名刺の可能性はドンドン広がります。
■名刺用紙の厚み、約0.1mm程度の半透明のトレーシングペーパーや、厚さほぼ0.5mmのまるで板のような超厚口の用紙まで、名刺用紙の厚さを、物理的な厚みとしてだけではなく、ご自分のイメージ表現アイテムとして「名刺用紙の厚さ」存分にたのしんでいただきたいと思います。
■余談1:一連(1000枚)では、四六判などでは一連が、数十kg〜200kg超もあるので実際の取り扱いには重すぎます。そこで取り扱いやすい重さにいくつかに分けて包んでいます。これを包(つつみ)といいます。用紙の厚さによって、100枚が1包(1連の10分の1)、125枚が1包(1連の8分の1)、250枚を1包(1連の4分の1)、非常に薄い用紙の場合は500枚が1包(1連の2分の1)の場合も。非常に厚い用紙の場合は、50枚が1包(1連の20分の1)などという場合もあります。私もよく調べずに注文する用紙を「100枚1包」と思い込んで、500枚注文するつもりで5包発注、1包500枚の用紙が2500枚届いた。…などという失敗も。
■余談2:自分で名刺を作るなら…紙の目が超大切!…縦目と横目の紙では出来上がりが大違い!
相手に自信をもってお渡しできる名刺にするには、縦目、横目?
→自分で名刺作成のコツは、紙の目???
■余談3:初めて名刺を作るなら、この用紙がおすすめ。当店がおすすめする基本の名刺用紙。
名刺サイズで印刷するのも良し! A4サイズでプリントして断裁するも良し!
→名刺サイズが印刷できるインクジェットプリンター
→名刺の作り方1:自分で名刺作成!
■余談4:せっかく名刺を作るなら、カラフルな名刺を作りたい!ショップカードにも最適。用紙がカラフルなら、レイアウトはシンプル、印刷も1色でも十分! 紙の厚みも大切だけど紙の地色も大切かも。
→カラフルな名刺サイズ用紙
→用紙の色で名刺のイメージが変わる
■余談5:平滑だけが用紙ではない!マーメード(人魚)という名の名称用紙。エンボス(海の波のような凹凸)、インクジェットにおすすめ。・・・手書きも良いかも。
→マーメイド(人魚)と名づけた天才
→マーメイド:名刺サイズ・A4サイズ
■余談6:名刺作成は、紙の種類、紙質、用紙の地色、そして厚み。いろいろ見て、実際に触ってみると、イメージがドンドン広がります。名刺のプランを立てて、レイアウトして、さあ、どんな用紙の厚さが良いのか・・・と考えるのも一つも方法ですが、いろんな名刺用紙を手に取って、紙質、カラー、触感を実際に確かめると、名刺のイメージが具体的に沸いてきて、「そうだ!自分が作りたい名刺のイメージはこれだ!そしてこの用紙のこの厚みがピッタリ!」…という展開に持ち込めれば名刺作成は成功したも同然! 厚さから受けるイメージの広がりって案外大切かもしれません。
→ネットで名刺を注文する場合に気をつけたいこと
→名刺用紙の選び方?そしてどこで販売している??
→成功する名刺デザイン1:原稿作成編
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■名刺・名刺用紙の情報
▼
■名刺用紙一覧:全部見る!:NEW!
■名刺用紙の厚さ・厚み
■名刺作成・名刺の作り方
■名刺のデザイン・レイアウト
■用紙のカラーで名刺のイメージを広げる!
■名刺用紙はどこで売っている?選び方?
▲
■名刺用紙販売所:トップページ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・