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日本の名刺サイズの変遷:歴史

 

■ 江戸時代の名刺のサイズ:50×150mm?

 

名刺サイズが「55×91mm」に定着したのは?:

 

日本の名刺サイズの変遷:歴史



■ 江戸時代の名刺のサイズ:50×150mm?
■ 日本で名刺のようなものが使われだしたのは江戸時代といわれています。当時は訪問相手が不在時に、墨で和紙に名前を書いて置いてくる、要は「丸野角衛門が所要があって訪問した。」というような最も簡単な手紙(メモ)のようなものだったと考えられています。これを「置き駒」といいました。「置き駒」の由来については諸説あり、将棋の駒のような小さな札を置いたとする説、使者を「駒」読んだことに由来するという説などがあります。「置き駒=名刺?」の大きさは、縦長で幅5cm程度長さ15cm程度だったようです。名前、役職、屋号などを書くとなるとこれくらいのサイズは最小でも必要だったのかもしれません。ボールペンではなく、何しろ筆と墨ですから・・・。

■ 幕末(〜1860年代)の名刺のサイズ:「てのひらに収まるサイズ」?
■ 木版印刷で名刺が印刷されるようになると、外交官や官僚は和紙の名刺を使用しましたが、名刺のサイズはバラバラだったようです。「掌(手のひら)に収まるサイズ」だったようです。明確な名刺サイズの規格はなかったようです。家紋が印刷される場合も。今でいうロゴやマークのようなものかも。

■ 幕末〜明治初期の名刺のサイズ:57×82mm
■ 名刺判写真(photo carte)フランス人ディスデリが写真用の台紙として日本に伝える。名刺のサイズは、57×82mm 写真を載せるための統一サイズ、名刺サイズというよりは写真サイズ?

■ 明治〜鹿鳴館期の名刺のサイズ:57×82mからちょっと大きめに?
■ 主に社交用(→ビジネス用ではない??)、一般の方にはあまり縁がなかったかも。サイズは徐々に収束?

■ 大正〜戦後の名刺のサイズ:55×91mm
■ 情報量を確保するために、欧米より少々大きめ。1949年に名刺のサイズを55×91mmに日本工業規格(JIS)で規格化。それ以前は尺貫法で「3寸×1寸8分」。

■ 現在名刺のサイズ:55×91mm
■ ほぼすべての名刺が4号サイズ(55×91mm)に。そして、世界一の大きい名刺の国日本に!
以下もご覧ください。

■ 引用&参考資料:
セザックス株式会社:名刺の歴史
https://www.sezax.co.jp/monthly_up/vol_22.html?utm_source=chatgpt.com
月刊総務オンライン:第25回 名刺
https://www.g-soumu.com/articles


名刺サイズが「55×91mm」に定着したのは?:

■ 1959年(昭和34年)にメートル法が施行され、これまで名刺の大きさが尺貫法で「3寸×1寸8分」、その近似値で、ミリメートル表示「55×91mm」が定着しました。また「55×91mm」が黄金比にも近い…ということも理由だったようです。


以前は男性が「4号」、女性は「3号角丸」が一般的?:

■ 以前は男性が「4号」、女性は「3号角丸」が一般的?性別による名刺サイズの区別も、時代の変化、男女雇用機会均等法の施行の影響などで、「55×91mm」が性別問わず一般的となりました。現在でも「3号」名刺は、ショップカードや美容業界などでは、よく使われています。
 

しかし従来の「活版+4号+並口」も捨て難い:


■ 半世紀前は、名刺といえば、厚手の用紙(並口)に活版印刷が基本でした。あのインクのにおい、名刺屋さんのズラーッと並んだ活字の棚から、職人さんが名刺の原稿を見ながら、ヒョイヒョイと活字を拾って‥組んでいく…バッタン!バッタン!活版印刷機の音、これぞプロ!…出来上がった名刺の紙の厚み、活字の強さ、インクの香り…という名刺の良さも…今では少なくはなりましたが、活版で名刺を作ってくださるお店もあります。ネットで検索してみるのもいいのかもしれません。名刺サイズは「4号」と変わりませんが、用紙も並口でしっかりした厚み、当然名刺ケースもしっかりでかい!なにか現在の薄い用紙とは異なるスゴイ?価値があったような気がします。



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伊藤 弘


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